私たちのものづくり

体験の先にある、新しさを。

Craftsmanship – 職人気質 – / Customer – 顧客目線 – / Creativity – 革新・創造性 – 

 

幸楽窯は3つのCとそれが交わりうまれる体験=Experienceを大切にしています。
長い歴史で培い鍛え上げてきた業、決して独りよがりにならず、顧客目線を忘れないものづくり、時代に寄り添い新しいことに挑戦し続ける精神。
それらが交わるところには、得難い新しい経験が待っています。
たくさんの人の想いと長い歴史がつくった幸楽窯を体験してみませんか。

Craftmanship ― 職人気質 ―

ここ有田から日本の磁器づくりがはじまって400年。由緒ある徳永家を絶やさぬよう初代虎助が養子入りしてから150年。窯の火を絶やすことのない「幸楽窯」は有田でも貴重な窯元のひとつです。家庭用食器のみならず業務用食器や時に軍用食器も手掛けるなど、歴史に翻弄されながらも、その技を絶やさぬよう常に職人と共に歩んで参りました。

Experience

当窯は資源と自然に恵まれた有田の地を基としています。有田の地で窯業に関わる全ての職人によって成り立っている幸楽窯には「つくりびと」が集います。これからも地域の「ひのもと」として愛されるよう精進して参ります。

Craftmanship ― 職人気質 ―

幸楽窯は150年の歴史の中で、時代のニーズに合わせたものづくりを続けてきました。それは常にお客様と同じ目線であるということではなく、お客様の目線にあわせて上下する目線であると言えます。

三代目鉄雄は近代量産工場を現在の地(丸尾)に構え、高度経済成長期には百貨店や生協などでブームとなった頒布会にて花嫁道具のひとつとして「揃い食器」を提案致しました。
四代目隆一は、京都市立芸術大学で人間国宝富本憲吉先生の元、業務用食器など芸術性の高い商品作りを手掛けました。

そして現在社長隆信は、京都市立芸術大学卒業後、東洋ガラス(株)マーケティング部デザイナーを経て、三代目・四代目の創意工夫と意志を伝統として取り込みながら、多様化する顧客の目線に合わせたExperienceを提供しています。

Creativity ― 革新・創造性 ―

伝統産業の地有田でも、私たちは常に新しい事にチャレンジしています。
愛知県名古屋のノリタケが有田に近代産業量産工場を計画したときに、三代目鉄雄は「有田の職人を持って行かれる」との思いから、現在の地「丸尾」に有田初となる24時間稼働型量産工場を作り職人を確保しました。
四代目隆一は、久留米の月星シューズから派生した転写技術を積極的に有田に取り入れ、無鉛絵の具普及に努めました。

Experience

現在社長隆信は情報革命を通して有田を活性化できるよう努めております。東京から戻ると同時に商品のデータベース化に着手し、社内のシステムを独自に構築しました。また、東洋ガラスで培ったプレゼン力を通じて、お客様の求めるプロダクトを商品へと昇華するお手伝いをしています。

体験の先にある、新しさを。

私たちは町ぐるみで商品づくりを行っています。
製作工程のいろいろな部分で、職人や内職者、障害者・年金生活者など外で仕事ができない人、様々な理由で社会復帰が難しい人など、この町に住む人が協力しあって質の高い商品づくりを行っています。

 

そのような地域の信頼関係からできる、いわば「関係資産」を幸楽窯は大切にしています。世界に先駆け超高齢化社会となる日本の片隅から、これからの働き方を模索するのも私たちの大切な使命です。